屋根塗装の費用はいくら?塗装費用を抑えるポイントと専門業者に依頼する際の注意点を紹介!
「屋根塗装っていくらするの?」
「塗装費用を抑えるポイントはある?」
屋根塗装を検討している方は、上記のような悩みを抱いているのではないでしょうか。
屋根塗装は、10年や20年に1度行う程度であるため、どれくらい費用がかかるのかわからない方も多いです。
この記事では屋根塗装の費用相場と費用を抑える3つのポイント、専門業者に依頼する際の注意点を紹介します。
屋根材別塗装費用目安
始めに、屋根材別塗装費用目安を3種類に分けて紹介します。
スレート屋根
ストレート屋根はセメントを薄く伸ばして加工した屋根材のことで、近年の住宅では最も使用されています。
ストレート屋根は、形状もシンプルであるため、塗装も簡単であることから3種類の中で最もコストが安い傾向にあります。
ストレート屋根を塗装する場合の目安費用は以下の表の通りです。
塗料の種類 | 塗料単価(平方メートル) | 耐久年数 |
---|---|---|
ウレタン塗料 | 1,500~2,000円 | 5~7年 |
シリコン塗料 | 1,800~2,500円 | 7~12年 |
フッ素塗料 | 3,300~4,500円 | 15~20年 |
遮熱塗料 | 3,300~4,500円 | 15~20年 |
セメント瓦
セメント瓦とは、セメントや川砂などを混ぜたモルタルを、瓦型に成形した屋根材です。耐久性が高いことから以前は多くの家で使用されておりました。
セメント瓦を塗装する場合の目安費用は以下の表の通りです。
塗料の種類 | 塗料単価(平方メートル) | 耐久年数 |
---|---|---|
ウレタン塗料 | 1,800~2,000円 | 5~7年 |
シリコン塗料 | 2,300~2,500円 | 7~12年 |
フッ素塗料 | 3,100~3,500円 | 15~20年 |
遮熱塗料 | 3,500~4,500円 | 15~20年 |
トタン屋根
トタン屋根は薄い鋼板に亜鉛加工を施したトタン板を使用した金属屋根です。戦後、使用されておりましたが、近年では使われるケースはほとんどありません。
トタン屋根を塗装する場合の目安費用は以下の表の通りです。
塗料の種類 | 塗料単価(平方メートル) | 耐久年数 |
---|---|---|
ウレタン塗料 | 1,800~2,000円 | 5~7年 |
シリコン塗料 | 1,800~2,200円 | 7~12年 |
フッ素塗料 | 3,300~4,500円 | 15~20年 |
遮熱塗料 | 3,300~4,500円 | 15~20年 |
屋根塗装費用を左右する要因
屋根塗装費用は、屋根の形状や作りによって価格が左右されます。具体的にどのような点で価格が変動するのか確認してみましょう。
屋根面積が大きいほど割高になる
当然ながら、屋根面積が大きくなるほど施工範囲も増えるため、コスト高になります。屋根の面積は、建物の図面などから算出することができます。
しかし図面がない場合は、屋根を上から見下ろした形で求めた面積である「屋根投影面積×1.15」の計算式で算出可能です。計算が難しいという方は、専門業者に算出してもらいましょう。
急勾配な屋根はコスト高
急勾配の屋根はコスト高になります。安全性の観点から、通常より多く足場を組むためです。とはいえ積雪が多い地域は、もともと屋根の勾配が急であるため、通常価格と変わらないケースも多いです。
屋根の劣化が具合
長年、屋根塗装やメンテナンスが行われないままでいると、劣化状況も悪化し、修理する箇所が増えてしまい、コスト高になります。塗装だけでなく、屋根材のズレやひび割れ、雨漏りなどがあれば塗装ができない状態となりかねません。修理費用も加算されてしまうため。定期的に専門業者による屋根の点検は必要です。
屋根塗装費用を抑える3つポイント
ここでは屋根塗装費用を抑える3つのポイントについて紹介します。
- 屋根塗装・外壁塗装は一緒に行う
- 保険や助成金を利用する
- 相見積もりを取る
ひとつずつ確認しましょう。
屋根塗装・外壁塗装は一緒に行う
屋根塗装を行う際、外壁塗装と一緒に行えば、足場代の節約につながります。屋根塗装はもちろん、外壁塗装を行う際にも足場が必要となり、それぞれ分けて工事を行うと2度費用がかかることになります。
足場代金も塗装を行う範囲によって異なりますが、20万円〜30万円程の費用です。後ほど外壁塗装を行う予定がある場合は、同時に工事を行った方がトータルコストを抑えられます。
保険や助成金を利用する
屋根塗装を行う際、保険や助成金を活用できるケースもあります。自然災害などによって屋根が損傷した場合、修理と塗装に関して保険金が下りるため、塗装費用の節約につながります。もちろん、経年劣化だけでは対象外となるため、保険会社に保険内容を確認しておきましょう。
また以下の例のように、自治体によっては屋根塗装に関して助成金や補助金を交付しているケースもあります。
<東京都世田谷区の助成金>
制度名 | 世田谷区エコ住宅補助金について |
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受付期間 | 令和6年4月1日~令和7年2月末日まで |
支給額 | 1戸当たり10万円 |
支給条件 | 次の1から9の共通条件をすべて満たすこと
|
対象工事 | 屋根の高反射率塗装(屋根塗装・葺き替え) |
お問い合わせ | 環境政策部 環境・エネルギー施策推進課
世田谷区玉川1-20-1二子玉川分庁舎内 電話:03-6432-7133 |
<東京都杉並区の助成金>
制度名 | 杉並区再生可能エネルギー等の導入助成及び断熱改修等省エネルギー対策助成 |
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受付期間 | 令和6年4月10日(水曜日)~令和7年1月31日(金曜日)まで |
支給額 | 導入経費の20%(屋根・外壁合わせて限度額15万円) |
支給条件 | 杉並区内建物に対象機器等を導入する杉並区民の方 |
対象工事 | 高日射反射率塗装(屋根・外壁) |
お問い合わせ | 環境部環境課温暖化対策係
東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号 電話:03-3312-2111 |
相見積もりを取る
屋根塗装は施工業者によって費用が大きく異なるため、複数社に見積もりを取るようにしましょう。一般的に見積もりを取る分には費用はかかりません。2・3社相見積もりを取ることで、安い業者を見つけることができます。
屋根塗装を専門業者に依頼する際の注意点
屋根塗装を専門業者に依頼する際は、以下の3点に注意しましょう。
- 相見積もりは条件を同じにする
- アフターフォローサービスを確認する
- 実績をホームページで確認する
注意点を確認せずに依頼すると、業者選びに失敗することにもなりかねません。一つずつ確認しておきましょう。
相見積もりは条件を同じにする
相見積もりを取る際は、各社同じ条件で依頼しましょう。条件を同じにしないと、見積内容が異なってしまうためです。
例えばA社の見積書には計上されている費用が、B社には含まれていないため、安く見えるということになりかねません。その結果、後から追加費用が発生し、トータルするとB社の方が費用が高くなったということになる可能性もあるため、必ず同条件にしましょう。
アフターフォローサービスを確認する
屋根塗装を依頼する業者に、アフターフォローサービスがあるのかもチェックしておきましょう。塗装後のメンテナンスや保証の内容を事前に確認し、長期的なサポート体制が整っている業者を選ぶことをおすすめします。
アフターフォローがあれば、塗装後も屋根の状態をしっかりとケアしてくれるため、長期的な関係も構築でき、数年後に依頼する際もスムーズです。
実績をホームページで確認する
屋根塗装の施工実績をホームページなどで確認することも大切です。経験豊富な業者であれば、ベストな屋根塗装を提案してくれます。
また評判は実際の顧客の声が反映されるため、業者の信頼性を測るバロメーターとなるため、口コミなども確認して業者の評判をチェックしておきましょう。
屋根塗装費用のまとめ
屋根塗装の費用は、ストレート屋根やセメント瓦、トタン屋根などによって費用が異なります。また屋根の面積や形状、勾配などによっても価格差があります。
少しでも屋根塗装の費用を抑えたい方は、自治体が運営している補助金や助成金などを確認し、複数社相見積もりを取るようにしましょう。
ハートホームでは屋根塗装の工事も承っておりますので、是非お気軽にご相談下さい!
ハートホーム社員一同、心よりお待ちしております。